ギリシャ語が語源の「サルコ=筋肉」「ペニア=喪失」で筋力低下を指します。
身体的な障害や生活の質の低下を伴い、全身の筋肉量、筋力の低下をきたす症候群です。
高齢者の方はだんだんと筋力が衰えてきているのを感じている方も多いと思います。また若年の方も運動習慣がない方は要注意です。
気付かない内に筋力が落ちてきて、気づいたらほとんど力がなくなってしまうかもしれません。日頃から自分はしっかり運動しているよという方は大丈夫ですが、そうでない方は是非確認してください。
どうしてなるの?
サルコペニアには1次性サルコペニアと2次性サルコペニアがあります。
1次性サルコペニア:加齢によるもの
2次性サルコペニア:寝たきりや不活動によるもの、疾病によるもの、栄養障害によるもの
ただし、高齢者の場合は加齢以外にも複合的に他の要因が加わるので、加齢のみとは限りません。
生活への影響は?
筋力が低下することによって、
・歩く速度が遅くなる:あまり遅いと青信号のうちに渡れなくなってしまうので気をつけないといけません。
・重いものが持てなくなる
・ペットボトルの蓋が開けられなくなる
など、普段の生活がしにくくなることがあります。
見分け方は?
判断基準として、
・握力低下(男性:28kg未満、女性:18kg未満)
・歩行速度低下(1m/s未満)
・5回椅子立ち上がりテスト
・骨格筋量測定(男性:7.0kg/m2、女性:5.4kgkg/m2)があります。
自宅で簡単にできる判別方法もあります!!
簡単な検査として、指輪っかテスト、椅子立ち上がりテストがあるので、試してみましょう。
指輪っかテスト
下腿の一番太いところを両手の親指、人差し指で囲って、指が重なると、サルコペニアの可能性が高いです。
5回椅子立ち上がりテスト
椅子に座った状態から立つを繰り返して12秒以上かかると、サルコペニアの可能性が高いです。
これなら、時計の針を見ながら簡単に検査できますね。
自宅にいることで運動量が確保できない方や筋力の衰えにより、生活に支障をきたしている方は、当サービスのリハビリにて、サポートさせて頂きます。そして、経過を見ていき、段階的に自主トレ方法の指導もさせて頂いております。
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